【唐辛子の効果】体を温めるの？冷やすの？献立レシピ付き

トウガラシと聞いて皆さんは何を想像しますか？

味覚として多くの方は
「辛いっ！」「口の中が熱いっ！」
はたまた「痛い」などが思い浮かぶ人が大半ではないでしょうか。

また、その効果として
「腹の底から熱くなる」「汗がタラダラ出てくる」「翌朝のトイレが大変」などのネガティヴなイメージと

「脂肪燃焼でダイエット」「夏バテ解消」「食欲増進」「抗菌作用」「保存性が高い」などのポジティブなイメージも枚挙にいとまがない。

何れにしてもホットなイメージが強い食材であり、ストレートに考えると『体を暖める』食品ですよね？

しかし、インターネットや他の情報をつぶさに探ってみると

『体を冷やす食品である』と出ている記事も沢山ある。

では、どっちなのよ？

ということで調べてみました。

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トウガラシの基本プロフィール

唐辛子が茄子(ナス)科の植物だって知ってました？ナス科のトウガラシ属に位置していて、ピーマンやシシトウガラシ、そしてパプリカなんかとも同じ仲間に属されているようです。

何処からきたの？

中南米が原産地で、古くは紀元前6000年にメキシコで栽培されたのが最初で、世界に広がるのはコロンブスにより15世紀頃から広まったそうです。

参考リンク
唐辛子 - Wikipedia

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トウガラシ(唐辛子)の辛さの正体

唐辛子の辛さの正体は皆さん良くご存じの『カプサイシン』といわれる成分です。

カプサイシンの主な効果

・体温の上昇

・発汗作用(体を冷やす)

・脂肪燃焼

・食欲増進

と様々ですが、この中の『体温の上昇』と『発汗作用』に注目してみましょう。

参考リンク
カプサイシンの効果・効能成分・素材辞典｜食養生.com 健康食や食生活改善の情報をお届け。漢方や健康茶、健康食品もご紹介！

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体温上昇と低下の二つの作用

体温の上昇

唐辛子を食べるとカプサイシンが脳幹に作用し、アドレナリンの分泌が増加する。アドレナリンは脂肪の燃焼を促進して、この時に熱が発生することで体温が上昇すると言われている。

発汗作用(体を冷やす)

カプサイシンは脳の体温調節をつかさどる部分にも作用し、発汗、呼吸数の増加、血管の拡張を促して体温が低下する。

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結局、食べるとどうなるの？

唐辛子を食べると、初めはアドレナリンが分泌されて体温が上昇して

その後は発汗や血管の拡張などにより表面と内側から体を冷やす効果が表れるようです。

摂取量には個人差があると思いますが、汗をかかない程度の量を食べると『体が温まり』

発汗する量を食べると『体を冷やす』ということではないのでしょうか？

これが、唐辛子が暑い地域と寒い地域の両方で食される理由の一つなのでしょう。

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辛いのにどうして食べるのか？

唐辛子の成分のカプサイシンが『体温を上昇』させたり『体温を低下』させる相反した効果を合わせ持った食材であることは解ったのですが、唐辛子以外でも個別で『体温を上昇』させたり『体温を低下』させたりする食材がありそうなのに、わざわざ辛いトウガラシを食べるのは何故なのでしょうか？

それは、国や地域、気候を問わずに利用範囲が広く、熱い地域でも寒い地域でも比較的栽培が容易で収穫量も多いということ、長距離の運搬にも堪えらる保存性の良さが世界中に広まった理由ではなかろうか。

世界中に広まった唐辛子は、昔からそれぞれの国や地域で、その地域の人々に合った使われ方をされながら、現在に至っても多くの人々に重宝されている食材であるということが、なによりの理由であり答えなのではなかろうか。

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