読書嫌いからの脱出、オススメ本6選
『読書していますか?』としみじみ漢字的に言われると「え~とですね・・・」と考えてしまう人は、もしかすると自分の読書スタイルにマッチしていない本を無理矢理に読んで『読書苦手ーっ!』と思っている方が大半ではないのでしょうか?
まずは、自身が入りやすいジャンルを見つけるところから始めませんか?
私自身の本購入のコツといいますか、ガイドラインは
本屋で目に着いたり、気になった表紙とかタイトルの本を手に取り、最初のページ(内容の導入部)を読んで入っていけなければ買わない。どんな話題書でも買わないということです。
逆に最初の導入部でスッと入っていける本については即購入か購入リストにメモしたりしています。
ネット購入だとなかなか難しいですが、口コミはレビューなどできる限り情報を集めてから購入するのがよいでしょう。
今回は
読書が苦手と思い込んでいる方へ
大きく分けて
『ミステリー、サスペンス』
『紀行系』
の中から
私自信が好きな本を各ジャンル2作品づつ、計6作品をご紹介します。
ミステリー、サスペンス系
『犯罪』
フェルナンド・フォン・シーラッハ著
作家であり弁護士でもある著者が、実際の事件から発想を得て、異様な犯罪を犯した加害者達の真相心理、哀しみと孤独、世の中の不条理を、愛のこもった眼差しと語りで描写した短編集
紀行系
深夜特急 全6巻
若き頃の沢木耕太郎が「香港からロンドンまでバスだけを乗り継いで辿り着けるか?」という無謀な賭けにでた。広大なユーラシア大陸を舞台に、様々な土地で様々な人々と出会い別れながら、アジア~ヨーロッパを駆け抜ける。
一緒に旅をしているような感覚で、読み出した止まらない!
アンチヒーロー、アウトロー系
老人と海
ベタなオススメではありますが
好きだからしょうがない
これは私にとって無人島に一冊しか持っていけないとしたら、間違いなくこの一冊を持っていくであろう。
物語りは、夜が明けきらぬキューバの小さな漁村の光景からはじまり、磯臭い潮の匂い、岸辺を洗う波の音、船と船が擦れて軋む音、薄暗闇のなか漁師達がモゾモゾと出漁の準備を整えている光景から、ゆっくりと始まる。
孤独な老漁師の自問自答、魚との孤独な格闘、少年との触れ合いが読者の心に染み渡る。
勝手に生きろ!
仕事を転々とし何時でも金欠、酒とタバコと女に溺れるダメ人間が悲しみのなかにも少しのユーモアを交えながら語る。
第二次大戦前後アメリカの底辺層の生活風景が主人公の目を通してビシビシと伝わってくる。
著者の自伝的な小説
最後に
結局は私が好きな本を羅列しただけな感じになって申し訳ありません。
上手に読書を続けていると、いつかは再読に耐える作品に出会い、運が良ければ一生ものの作品に出会える機会に恵まれるかもしれません。
ここまで読んで頂いた皆様に、そんな本との出会いが訪れることを心より願っております。